ぽこぽこ音楽会のテーマは
🎵「音楽の力」で楽しく、自然に、『お子さんの発達を促す』🎵 です。
8月開催予定の音楽会に向けて、プログラムにちりばめられた「仕掛け」をちょっとだけご紹介し、楽しく実りある時間になるようにしたいと思っています!
ぽこぽこ音楽会のヒミツ その②は「オノマトペ」です!
オノマトペってすごい!
オノマトペは日本語で言うと、擬音語・擬態語のことで、副詞の一種です。
副詞とは、用言を修飾し、その状態や程度などを説明する働きのある品詞です。
・・・が、うーん、なんだか難しいですよね。
例を挙げるととても簡単です!
副詞の例⇒ とても ゆっくり すでに まるで きらきら すいすい
例の中で後半に挙げた、きらきら すいすい がオノマトペです。
①「雨が降っている」
②「雨が激しく降っている」
③「雨がザーザー降っている」
この3つの文章、どんな印象ですか?
①は単純に「雨が降っている」ことを伝える2語文です。
②は雨がどのくらい降っているのかを伝える3語文です。
③は雨が降っている様子をオノマトペを使って伝える3語文です。
このオノマトペを使った文章が一番状況(この場合は雨の量・降り方)をイメージしやすくないですか?
まだ単語しか話せないお子さん。
雨の日に窓の外を見て、「ザーザー!」と呟いたら、どうでしょうか?
状況から、
そのオノマトペ1語だけで、
雨がザーザー降っていることを言っているのかな?と想像できますよね。
3語文が話せなくても、
オノマトペを使えば同じ内容を伝えることができます。
オノマトペは同じ2音の繰り返しなど、子供でも発音しやすいものが多く、イメージもしやすいので、お子さんの言葉の世界を広げ、豊かな言語表現への入り口にもなり得ます。
普段からお子さんへの声かけに、
意識的にオノマトペを取り入れてみてください。
繰り返し聞いていると、いつかポロッと、という場面が生まれるかもしれません。
小さいお子さんには、擬態語より擬音語がオススメです!
動物の鳴き声や、乗り物の音などが分かりやすいと思います。
特に「ワンワン」は、小さい子が犬自体を指す言葉でもあり、鳴き声のオノマトペでもあります。身近に見ることが多い動物なので、発語のきっかけになり、親子の会話も広がると思います。
ぽこぽこ音楽会では、
オノマトペを歌詞に取り入れた「ことば遊び歌」に合わせて体を動かす、リズム運動を予定しています。
♪てくてくてくてく 前に歩く
と歌いながら、
実際にその動きをすることで、言葉の体得や発語を促す効果が期待できます。
次回はシリーズ最終回、
ビジョントレーニングの視点で「動きを見てまねる」についてご紹介します!
ことば音楽療法士 ともみでした♪
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