2022年6月8日水曜日、
ぽこぽこ座談会「ことばと発達あれこれ」1回目が無事終了しました。
今回参加してくれたのは・・・
・日本人のパートナーと国際結婚をし、
異国の地である日本で子育てを頑張っている外国出身のママ
・特別支援学校に通うお子さんをお持ちのママ
の2名です。
特別支援学校に通う子供を持つサークルメンバー2名と、合計4名でとても濃くて深ーいお話ができました。
今回も、
参加者を募るための宣伝不足?発信方法?に反省点はあるものの、少人数の方が、メンバーも参加者も気軽に色々話せるという相反する心地の良さ(?)にも気付いてしまいました・・・
次回はプラス2,3名を目標にがんばります!!
今回話題に上がったのは・・・
●異国の地での子育ての辛さ
・言葉の壁
・ワンオペ
・頼る人がいない
・外に出たら周りはみんな外国人!!
●「眼」の問題
・眼科受診の難しさ
・動体視力
・弱視
・遠視
・斜視
・子供の眼鏡
⇒簡単に家でできるビジョントレーニング実演説明
●運動ができる、できないは子供(特に男の子)の自尊心に関わるのでは?
●専門家や先生によって診断や言うことが違う・・・
●親の心の不安定さや不穏な言動が子供の心身の発達にも影響?
●聴覚過敏の問題
●ポリヴェーガル理論・自律神経を整える話
⇒簡単に家でできるエクササイズと手技をご紹介
今回特に印象深かったのは・・・
今回は参加者が少なかったので、
じっくりお話を聞き、話すことができ、お家でできる簡単なトレーニングやエクササイズの話も盛り上がり、とても濃い2時間でした。
特に個人的に興味深かったのは、異国の地での子育て問題。
現在そのまっただ中の参加者さんと、
過去にその経験を持つサークルメンバーがその大変さを話してくれました。
現在「ワンオペ育児」は社会問題化していますが、それでも外出先で会う大人は、言葉が通じる日本人。
でも、異国の地だと・・・
家の中でも孤軍奮闘、
外に出たら外国人ばかり、
言葉の壁や文化の壁があり、気軽に話せない・・・
今日の参加者さんは、
とっても日本語が上手なので、
言葉の壁はあまり無さそう、と勝手に思っていましたが、お母さんが子供に話しかける「幼児語」が分からなかったそうです。
”あんよ”って何???・・・
なるほど!
「足」なら分かるけど「あんよ」は習ってない!ということですよね。
ちゃんとした日本語が話せても、
幼児語やママ友との会話にしんどさを感じて、遊び場などに足が向かなくなり・・・
その当時はいっぱいいっぱいだったけど、
今思うと、そういう自分の行動や、不安定な心が子供に悪い影響を与えていたのでは?と感じるそうです。
その他、
目に不安要素があり、
それが動体視力に影響し、
体の動きのぎこちなさに繋がるのではないか?という話題が上がり、家で簡単に遊び感覚できるビジョントレーニングを紹介し、盛り上がりました!
今回の感想
●気軽に自分のこどもの話ができて楽しい時間でした。また参加したいです。
●今日の他の参加者さんの話を聞かせてもらって、お母さんと子供両方にとって安心して過ごせる環境が心と身体に大切だと改めて思いました。
他にも、紐とボールを使って遊びながら子供と行う視力トレーニングや、交感神経と副交感神経のバランスを整える頭部のマッサージなど、今日から家庭ですぐに試せる方法を教えてもらって、勉強になりました。
●子供と母の心は、やっぱりすごく繋がっていて、だからこそママの気持ちや心をほぐすことが、すごく大事だと改めて思いました。
子供のことで不安になったり、イライラしたり・・・それはちゃんと子供の状態や発せられるサインを感じとれているからこその感情。
そんな自分を否定せずに、包み隠さず吐き出すことも必要で大事なことだと思います。
私にとっても、またとない貴重な時間になりました。
●母親は、子供のことを頭では「別人格」だと分かっていても、気持ちはそうは行かないもの・・・
子供の発達が遅いと自分のせい?と思ったり、問題行動をすると怒りに任せて叱り飛ばしてしまったり、子供のダメな部分を指摘されると、まるで自分がダメ出しされているような気分になる・・・
そして母親はストレスを抱え、気持ちに余裕がないまま子供と接する・・・
子供って本当によく見ているし、よく感じ取っているんですよね。
「負のオーラ」が子供の心や行動に影響を与えて、色んなことうまく行かない・・・。
でも、
何かその大きな一つの山を越えて・・・
子供が何か一つできることが増えた
→それを感じて母親の気分が上がった
→喜んでもらえた、認めてもらえたことを感じ子供の自己肯定感がアップ
→どんどんできることが増えて自信がつく!!っていう好循環になる。
今日は改めて、この「好循環」とっても大事!とつくづく感じました。
次回のご案内と余談
次回は・・
7月20日(水) 10:00~12:00
2号館212号室
↑
すんごい広いお部屋です笑
そして余談です・・
上の方でさらっと書いた「ポリヴェーガル理論」についてです。
最近、サークルメンバーが個人的に通っていた講座で出会った理論ですが、
療育っ子が抱えているあらゆる問題に説明がつき、ストンと腑に落ちる、自律神経のお話です。
ASDの子に多い聴覚過敏や、
落ち着きがないと思われがちな行動などの改善に効果が期待できるエクササイズもあり、
今日集まったメンバーでそのやり方を確認しました!
私の娘は言葉の遅れがあるASDっ子ですが、
このエクササイズを子供用にアレンジした手技をやってあげるととても気に入り、
「マッサージ!」とお願いしてくるようになり、やってあげた後は少しスッキリした表情になります。
言動の改善などは時間がかかるため、まだ分かりませんが、効果を期待して毎日やっています!
(サークルメンバーともみの場合)
また、
うつ症状などの精神状態とも深い関係があり、
外に出る元気の貯まりにくい不登校の子、
そして場面緘黙症にも繋がっていると感じたことから、実践と勉強をしています。
(サークルメンバーみさこの場合)
自分たちの学びの意味も含めて、
近々ブログにて、ポリヴェーガル理論に関して連載をスタートします!
どうぞお楽しみに♪
ぜひ興味のある方は読んでみてください♪
今まで感じていたことが、一気に繋がるかも⁉
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