2023年8月5日土曜日
いろとりどり夏祭りが無事終了いたしました。
夏祭りは、わたしたちのサークルにとって初めての大きなイベントでした。
企画の段階からソワソワバタバタ、ワクワクしながら日々準備をしていました。
限られた時間の中でスケジュールをこなしていくには、「どうしても人手がいるよね」ということで今回は、パパさんにも参加してもらうスタイルで進めることにしました。
当日は率先して設営準備や力仕事を引き受けてくれてとても心強かったです。
また子どもたちとの水あそびも全力で盛り上げてくれました。
前回の水あそびとは違った雰囲気でした。
カメラが得意なパパにカメラマンをお願いし、素敵な写真をたくさん撮っていただきました。
ありがとうございました。
大人が大勢いる安心感。
協力し合うっていいなと思いました。
前回も見学に来てくださった、
発達に詳しい大学の先生が、今回も水あそびに駆け付けてくださいました。
先生は、もうすっかり子どもたちの行動をわかっていて、自然に溶け込んでいました。
前回の水あそびとの一番大きな違いである「パパたちの参加」が、とっても良い方向に盛り上げてくれて、遊びがダイナミックになっていて、とっても良かった!との嬉しい感想を頂きました^^
お忙しい中、子どもたちに会いに来てくださり、本当にありがとうございました!
感謝です!
活動のふりかえり
《ミーティングで話し合ったこと》
・タイムスケジュール
(活動時間と活動間の移行のタイミング)
・みさこ、ともみ、あつこの動線
(この時だれがどこにいる?を把握する)
シュミレーションしながら細かく組み立てました。
水あそびの設営はパパさんにお願いをしました。
パパがたらいに水を張っている横で、
早速そのたらいに、にざぶんと腰をおろして水を楽しむ子がいました。
親子で微笑ましい姿でした。
暑い日だったので、
そのたらいは、その後どの子も入りたくて順番待ち状態になっていました。
けんかや争いがないのがいろとりどりっこの特徴です。
黙って自分の順番を待っていました。
みんな平和主義です。
水鉄砲は今回も激しく水のかけ合いでした。
子どもたちの顔つきが急にかわる瞬間です(笑)。
いろとりどりっこvs大人。
大人も子どもびっしょびしょになってあそびました。
暑いので気持ちよかったです。
今回感動したことがありました。
緘黙ちゃんがしゃべったのです。
ペットボトルを手にやってきて
「(水を)入れて」
と言ったのです。
自発的要求です。
水の力ってすごい。
水あそびの後はクレープ。
クレープを楽しみにしている子が多かったです。
何とも言えない幸せそうな顔で食べていました。
おいしいものを食べると表情が柔らかくなりますね。
親子で食べている姿は、どの子もいつもより甘えん坊さんな顔に見えました。
おうちではいつもこんな表情なんだね。
かわいいな。
特性によりクレープを食べない子もいました。
自分の食べられるものをお家から持参していただきました。
美味しそうにむしゃむしゃと食べていました。
食後は、製作。
マジシャンルパンさんに渡す色紙を作りました。
事前に子どもたちがどのぐらいのことが出来るのかを聞いて材料を用意しました。
出来ないところは、パパやママに手伝ってもらいながらやりました。
「〇〇やってくれる人いますか?」
と聞くと手を挙げてくれる子がいました。
「これやってくれる?」
「これはどう?」
と誘うと興味を示し、
チャレンジしてくれる子がいました。
「やってみようかなぁ」という気持ちって大事ですよね。
チャレンジは経験値を上げます。
全員の子が何かしらの作業をしました。
シールを貼る、
ハサミで1回切り、
丸い形に切る、
文字書き、
のり付け、
作業工程がたくさんありましたが、自分のできることをやりました。
みんなの想いがこもった作品が、完成しました。
いよいよマジックショー。
暑さのため、会場が2階体育館から1階玄関フロアに変更になりましたが、どの子もスムーズでした。(急な会場の変更に対応していただきありがとうございました。)
いろとりどりっこと一般のお子さんと同じ空間でマジックショーを楽しみました。
マジックは大人も引き込まれ、
おお~と思わず言ってしまったり、
「これどうなってるの?」と不思議に思ったり、目が離せませんでした。
またルパンさんの面白いお話に声を出してケタケタ笑い、とても楽しい時間でした。
ルパンさんありがとうございました。
マジック終了後、みんなで作った色紙をルパンさんに渡しました。
私の手を握りしめ一緒にステージのところまで行ってくれた男の子がいました。
彼はルパンさんが大好きになったんだということが、行動でわかりました。
愛おしい姿でした。
◆追記
マジックショーの最中。
緘黙ちゃんがしゃべったのです。
緘黙ちゃんと、あっという間に距離を縮められるなんて!
ルパンさんはすごいと思いました。
(詳しくは→みさこ感想へ)
夏祭りスケジュール
- 水あそび〈会員限定参加〉
- 製作(シール貼り、のり付け、はさみ、文字書き)
- クレープを食べよう〈一般参加者さん合流〉
- マジシャン・ルパンのマジックショー
- 片付け
感想
★ことば音楽療法士:ともみ
7月の活動で水遊びの見通しがついていたのか、みんなスムーズに水遊びスタート。
何をして遊ぶか決めてきたかのように、着いてすぐに道具を持つ子もいました。
緘黙ちゃんがとっても自然に
「(水)いれて!」
「(これはもう入ってないから)替えて」
のような事を私に言ってくれました。
余りに自然だったので
「はい、どうぞ!」
などと普通に会話しましたが、後から、え?と思って、他のママにも確認したら、「今日めっちゃ喋ってるよね」とそのママも言っていて・・・
これにはびっくりしました。
準備や段取りの都合上、いつもより子どもと過ごす時間が少なく、バタバタと過ぎてしまいましたが、後で水遊びの写真などを編集しながらじっくり見ていると・・・
みんなとってもいい顔をしていて、他にも嬉しい気づきがありました。
4月から新メンバーとして入ってくれた小さいお友だちは、7月の水遊びで少し打ち解けたかな?といった様子でしたが、今回の夏祭りでは、とってもいい顔をして遊んでいる写真がたくさん!!
びっくりしました。
声まで聞こえてきそうなくらい生き生きとした表情の写真。
この笑顔、生でもっと見たかった!!
他に気付いたとっても嬉しいことが、お友だちのパパやママと自然とふれ合う子どもたちの様子です。
自分の親ではない大人と水を掛け合ったり、他のママに何かしてもらっていたり、自分の子ではないお友だちの様子をにこやかに見守るパパなど・・・
楽しいだけではない、
あったかい空気が写真にたくさん写っていました。
マジックはやはり、しっかり楽しめたどうか、個人差が出ました。
マジックって、注目する力、そこで起こっていることを理解する力があって初めて、不思議!!面白い!!って思えるものですよね。
マジックの内容そのものより他のことが気になる子や、興味をもって注目できない子もいました。
でも、それも引っくるめて、良い経験ができたなと思っています。
うちの子、マジック好きなんだ!ていう発見。
こういう反応するんだな、という気づき。
こういうのはまだ理解できないんだな、という確認。
何事も経験してみないと、
好きかどうか、
どこまでできるか、分からないもの。
でも発達ちゃんを育てていると、
その「経験させる」という場面に立つのに躊躇したり、すごい労力が必要だったり。
この夏祭りがなければ、
うちの子はマジックショーを見るという経験はかなり先までなかったんじゃないかな、と思うと、参加できて(企画できて)良かったなと思いました。
活動を始めてから、
それぞれの成長や変化をいろいろ見せてくれてきたいろとりどりっ子たちですが、今後がますます楽しみになった夏祭りでした。
今回は、一緒に準備から本番まで走り抜けた、みさこさん、あつこさんの底力に改めて感謝です。
暑さ対策で急遽会場を変更したり、ルパンさんへのプレゼント製作をしたり・・・
タイトなスケジュールの中、
2人でなければここまでできなかったであろうことを、実現してくれました。
これからの活動も、この2人となら大丈夫!
そして、協力してくれるメンバー、子どもたちに感謝!!
さあ、秋も全力で行くぞー!!!
★初級ビジョントレーナー:みさこ
楽しかった~❕❕
初めての大型イベントということもあり、準備や当日の準備や対応に奔走し、目まぐるしく、そして充実感のあふれる一日となりました。
個人的な残念ポイントは、
子どもたちと水遊びをする時間がほんの少ししか持てなかったこと、
子どもたちが制作する様子を見れなかったこと、
場面緘黙症の娘が他のママたちとおしゃべりする姿をチラっとしか見られなかったこと。
ですが、
その間も会員のみなさんやパパたちの多大なご協力の元、子どもたちが楽しんでいた様子を、後からキレイに撮ってもらった写真を眺めて疲れが吹っ飛びました^^
良いカメラで撮ってもらった写真は
水しぶきまでキレイで、
子どもたちの表情がイキイキとしている様が、臨場感たっぷりに納められていました。
そして
どの子も偏りなく、たくさん撮ってもらっていて、写真を撮ってくれたパパさんが、どの子にも愛情レンズを向けていてくれたことが伝わってきて、とっても嬉しかったです。
マジシャン・ルパンのマジックショーを見るのは、実は2回目となった娘。
直前の水あそびで
緊張の糸がほどけ、滑らかになった口から飛び出した大きな声での発語・・
もう感動しました。
マジシャン・ルパンさんも
ご自身のインスタに記事にしてくれた内容なのですが、まさにマジックって情操教育!
会場全体をマジックムードに包んでくれるさすがの技量と、元支援学校の先生ということもあって子どもたちの心を掴むのがとってもお上手!
この日ほど、活動を続けていて良かったと思ったことはありませんでした。
それは我が子の成長を間近で見られたのは言わずもがな、
メンバーや会員さんたちが居てくれるという絶大な安心感と、数珠のように繋がったご縁を肌で感じることができたからです。
初めてのイベントは大変だったこともありましたが、本当に心に残る一日となりました。
参加して下さった皆さま、
【いろとりどり】会員のみなさん、
おいしいクレープを作ってくれた「がじゅん」さん、
最高のマジックショーを見せてくれたマジシャン・ルパンさん、
贅沢な会場を快くお貸しくださったかわい幼稚園さん、
本当にありがとうございました!
そして、初めてのイベントを一緒に盛り上げようと奮闘してくれたともみさん、あつこさん、絶対的な信頼関係があってこそ、一緒に乗り切れました。
感謝と感動でいっぱいです^^
最後に、
開催日直前に、発熱等の体調不良で来られなかったお友達がたくさんいました。
来られなかったことは残念ですが、
活動に興味を持ってくださったこと、
当日を楽しみにしてくれていたこと、
それがとっても嬉しかったです。
またお会いできる日を楽しみにしています^^
★保育士:あつこ
夏祭りが終わっての私の第一声は
「すごくよかったと思う。楽しかった!」
でした。
みさこさんが「私も夏祭りすごくよかったと思ってる。子どもたちがすごく喜んでた」と言いました。不手際なところもあったと思いますが、充実感がありました。
夏祭りは大きなイベントでしたが、協力してくれる大人が大勢いてくれたおかげで、のびのびと自分らしく出来たように思います。
絶大な安心感はガチガチな私の心を緩めてくれました。
夏祭り開催前には、暑さ対策やタイムスケジュール、視覚支援をどうするか、注意事項は?準備に抜けはないのかなど、脳ミソをパンパンにしながらも、なかなか動けていない自分にジレンマを感じていました。
プレッシャーでいっぱいになってる中。
ともみさんとみさこさんが動線やタイムスケジュール表を作ってくれ、一緒に考えてくれました。
「夏祭りは、楽しもうね」とみさこさんが言ってくれました。
優しい言葉が心に沁みました。
夏祭りでは、ルパンさんへのプレゼント製作を企画しました。
初めての試みにワクワクしながら考えました。
私は少しだけ難しいものを取り入れるのが好きなので。
『できること+少し難しいものをひとつふたつ』で組み立てました。
いろとりどりっこが「どんな風に製作をするのか」に興味があり、今回そばで見ることが出来てとても幸せでした。
全員の子が製作に参加してくれたことが嬉しかったです。
最後の最後までのり付けをやったり、丸い形をハサミで6つも切ったり。
文字をなぞってメッセージを書いたりと。
出来ないところは私がやろうと考えていましたが私の出る幕はありませんでした。
難しいことを興味をもってやり遂げる姿にたくましさや生きる力を感じました。
その場にいなかったママに製作の様子を伝えると
「うちの子が。自分でやったの?すごい」
と言って驚いていました。
ママと感動を共有しました。
感動したっ!
~リミットを決めない~
今回のイベントにおいてたくさんの方々に協力頂き、ありがとうございました。
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