この度の能登半島地震で被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
一日も早い復旧・復興を、
そして心穏やかに過ごせる日々が訪れますよう、お祈り申し上げます。
2024年1月10日水曜日
第2回目となる「小浦さんと話そう!」座談会が無事終了いたしました。
地震の影響、
余震が続く中、開催すること自体を悩みましたが、
ちょうど金沢市の救援物資受付が始まったこともあり、
座談会でも救援物資の持ち寄りの声掛けを急遽させていただき、開催に踏み切りました。
*救援物資の受付は2024年1月14日まで実施しています
*金沢市の当該ページはこちら
(金沢市のウェブサイトが開きます)
震災の影響もあり
やむなく参加を見送られた方、
そんな中ご参加くださった方、
救援物資の持ち寄りにご協力くださった方、
座談会に差し入れのお心遣いを下さった方、
本当に、本当にありがとうございました。
いつも感じることですが、
当サークルに来てくださる方々の温かさに支えられているなと、こちらが励まされています。
心より感謝申し上げます。
今回参加してくれたのは・・
参加者さん、メンバー併せて13名。
保護者の立場の方、
支援者の立場の方、
そしてご参加の皆さんは全員、もちろん子どもファースト!というアツい絆で結ばれた13名。
今回話題に上ったのは・・
・読み書きに対する配慮としてPCを使うにあたり、まずはタイピング練習を始めた
・学校との話し合いをいかにうまく進めるか
・難航していると思われた学校との話し合いに進展が!
・入学前の合理的配慮に関する面談は特に厳しい⁉
・実際に小浦さんのお子さんが受けている学校での配慮例
など、いつにも増して具体的なお話が多く飛び出しました。
その流れで行き着くのが
学校との信頼関係の大切さと難しさ
学校の先生と親という立場の違う者同士が
かつ
自分とは違う(かもしれない)タイプの人間同士が
一つの物事を協議しているんだから
難しい!
立場という垣根は簡単に乗り越えられないかもしれないけど
色んなタイプの人間がいるという認識を持つことで、回避できる感情もありそうだと思いました。
前回も話題に上った
「人間は9タイプ」
例えば何か配慮をお願いしたとき・・
上に聞いてみないと、なんとも言えません
どう思っているんだろう・・
なんか冷たい・・?
リアクションや言い方によっては、突き放されたように感じるかもしれませんが、
もしかしたら
前向きに考えているけれど、
確実にできる!と分かるまでは名言を避けたい「堅実化タイプ」かもしれませんよね!
実際、
当サークルの堅実化タイプのメンバーも
「安請け合いする方が無責任だと思っている」
と、この架空の先生の気持ちがよく分かると言っていました。
基本的には
双方ともに、
子どもの成長を願っているという前提の上で、時に耐えながらも、話し合いを続けるうちに、
実はとっても理解してくれていた味方だったんだと後で気付いた、という経験談も小浦さんが度々話されていました。
とは言え、
わたしたち親は、
子どもの困り感を日々目の当たりにして、一緒に傷付いていたりします。
自分自身のケアも
やっぱり大事。
自分のご機嫌もうまく取れるようになりたいと思いました^^
~今回の座談会で出た注目ポイント~
・Goodnotes
✔読み書き配慮に使われているアプリ
・デイジー教科書
✔通常の教科書では読むことが困難な児童・生徒向けに提供
✔サイト内にサンプルを視聴または貸出の受付あり
✔保護者からの申請も可
・平林ルミのテクノロジーノート
✔ICTを使った読み書き計算サポート情報が充実
・へらへらモード
✔先生との話し合いの極意(小浦さん談)
思いつめた緊迫感より話しやすいへらへらモードで♪
・受給者証を持っていて、相談支援専門員さんとつながりのある場合は、学校の先生・放課後デイの先生・保護者で子どもの支援についての協議ができる
・放課後デイが「保育所等訪問」支援を実施している事業所なら、子どもをよく知る放課後デイの先生が学校の様子を見てくれる支援もある
今回頂いた感想
・いろいろなお話が聞けて勉強になりました
・わが子に合うビジョントレーニングを相談したい
・LDのこと、どんな配慮、具体的な手立てを聞けて良かった
・いろいろな子どもの障害に合う対応があると分かりやすく話が聞けて勉強になった
・震災後、皆さんとお話しできてほっとしました
・具体的な対応方法が見つかり、とても嬉しい
・現実的なお話はいつも参考になります
・素敵な本の紹介、読んでみたいと思います
・自分を振り返ることができました
・先生との信頼関係は一番大切ですね
~メンバーともみの感想~ 今日、心に残った言葉のひとつは「へらへら」です。 「へらへら」ってなんやねん? とどちらかと言えばマイナスな感じにも聞こえますが、すごい分かるわーという話で・・・。 要は、言い方なんですよね。 同じことを伝えるにも言い方一つでうまく伝わらないこともあるし、 何かお願いしたり、 謝罪したりする時も、 言い方一つで気持ちよく受け入れられる場合もあれば、相手を怒らせてしまうことも。 この前スーパーで、お惣菜を買おうと、他のものと一緒にカゴに入れて、レジに並びました。 レジ係の若い店員さん、手をすべらせて、床にお惣菜のパックを落としてしまいました。 パックの蓋がパカっと開きましたが、上向きだったので、食べ物は直接床には触れていません。 皆さんならお客様になんて言いますか? その店員さんは 「蓋が開いたんですが、中身は落ちてないんですが、お取替えしますか?」 と言いました。 なので私は、 言い方!!と心の中で突っ込んで、 「はい、替えてもらえますか?」と言いました。 でも 「申し訳ございません。蓋が開いてしまったので、新しいものと交換しますね」 と向こうが言えば、 「いえいえ、中身が落ちてないので、いいですよ」 とこちらから言ったと思います。 言い方で結果が変わりました。 私は心の中で、 「中身が落ちていないからいい」は店員側じゃなくて、客が言うことなんよ、言い方ひとつやで、 とモヤっとして帰ってきたことを覚えています。 話を合理的配慮に戻します(笑) つまり学校などに合理的配慮の相談をしたり、お願いをしたりするときも、 「言い方ひとつ」ということです。 先生も人間です。 法律で決まってるんですよ!やるのが当然!と言ってくる親と、 にこやかに、こうしてもらえるとありがたいです!どうですかねぇ?と言われるの、 どっちが「はい、ではやってみましょう」と言いやすいか?という話です。 それを一言で表現したのが、 今日のキーワード「へらへら」です。 発達ちゃんや不登校児の親は、いっぱいいっぱいで日々をこなし、学校側に理解をしてもらえなければ、とても「へらへら」なんてしていられないとは思いますが、 それでもやっぱり、 「へらへら」してお伺いをたて、 共感を引き出して、 落としどころを探る方が、 長い目で見れば、うまくいくことが多い、ということのようです。 私は前からへらへらしている方だと思いますが、これからも自信を持って、へらへらしていきたいと思います(笑) 今日も、他にもたくさん話題が出ました。 2時間の座談会、全部共感して、そして実践して・・・ は、なかなか難しいと思いますが、私がとりあえず「へらへら」して行こうと思ったように、たくさん出た話題の中で、 これは実践できそう! ここは為になった!! というヒントのようなものを、 皆さんがひとつでも持ち帰ってくれていたら嬉しいな、と思っています。
今回寄せられた救援物資目録
1月10日座談会終了後、
その足で、メンバーが救援物資受付窓口まで搬送しました。
皆様のご厚意に改めて感謝申し上げます。
・飲料水3ケース
・毛布10枚
・トイレットペーパー1パック
・ティッシュペーパー3パック
・おしりふき1パック
・給水ナプキン2パック
・携帯トイレ1式
・使い捨てカイロ4パック
◆ご協力いただいた方の氏名掲載は控えさせていただきます◆
以上、今回も長くなりましたが、
議事録担当はみさこでした^^
そして次回の案内をすっかり忘れましたが・・
2024年2月座談会はお休みです
2024年度最後の座談会は
「ぽこぽこ総会」
3月13日水曜日10~12時
教育プラザ富樫2号館213号室
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
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