2023年10月「ぽこぽこ座談会」終了しました

活動の記録

2023年10月11日水曜日
久々の「ぽこぽこ座談会」通常版が、無事終了いたしました^^

今回は座談会は7名での開催、
座談会への参加が初めて、という方が多めの会になりましたが、とっても盛り上がり、楽しいひと時でした。

話題の中心は
・ADHD
・ASD
・不登校
・HSP
など、
その対象は子どもだったり、
ご家族だったり
そして当事者であったり。

たまたま同じようなキーワードで繋がった今回の参加者さんでしたが、様々な立場からのご意見、辛さ、その中で感じたプラスの感情・・

とっても奥深く、
あっという間の2時間でした。

参加者さんの感想

・ここならではの話で楽しかった

・五感を大事に子育てをされている方のお話が素敵でした

・学校以外で学びはたくさんある、と改めて感じました

【今後取り上げてほしいテーマ】
・子どもの環境(第3の場所作り)

・それぞれの得意について掘り下げてみたい
 「得意」の発見につなげたい

・子どもが発言したいことを、どう発現させる環境を作るか

参加メンバーの感想

★ともみの感想

座談会はいつも、
参加者さんの話を聞いて、
答え合わせをできるような感覚を覚えます。

私には特別支援学校に通う小学生の娘がいるのですが、参加者さんのお子さんの方が大きかったり、たくさんお子さんがいらっしゃる方がいたり、障害の程度や種類も様々なので、私が経験したことがない状況、環境でのお話もたくさん聞かせて頂けます。

へーと思うことや、
わかるわかる!と思うこと、
そして、なるほど、あの時のあれ、そういうことか、と自分の経験と照らし合わせて合点が行くことも。

今日、ふと思い出したこと・・・

ある芸人さんがテレビでこんな話をしていました。

不登校が増えているというテーマでした。

司会者からの質問が
「ずる休みをしたことがあるか?」
でした。

その芸人さんの答えは
「ずる休みはない」
でした。

でも、
休んだことがないとか、
まじめだった、
という話ではありません。

「自分の母親は、今日は学校に行きたくないと言ったら、休ませてくれた。

学校に行きたくないという理由で休むことは”ずる休み”ではない、という考え方の人だった。

大人でも、
”今日は仕事に行きたくないな”
”なんとなくだるいな”
っていう日はある。

そういう時に休むことは
”ずる”
ではない。

休みたいなと思った時にはいつでも休めるというのがあったから、自分は不登校にはならなかったんだと思う。」

私は最近、
娘が学校を休みたいと言えば、
休ませるようにしています。

学校にも、
「休みたいと言うので休ませます」
と伝えます。

そう判断して、
そう行動できているのは、
座談会でたくさんのお話を聞かせてもらってきたからです。

支援学校ということもあり、
学校側も
「自分で休みたいって言えたんやね。偉いね。」
と受け入れてくれるのが救いでもあります。

多分、
テレビで聞いた芸人さんの話が心に残ったのも、座談会でいろんな話を聞かせてもらっていたことで、ストンと入ったからだと思います。

昔の自分の考え方なら、
学校に行かせようと躍起になり、
事態をこじらせていただろうなと思います。

今、
不登校真っ只中にいるお子さんやその親御さんは、今がすごく長く感じるだろうし、焦りや不安も計り知れませんが、

「不登校」を選べたんだから大丈夫!!
と、このサークルを始めてから思うようになりました。

”どんな経験も一切無駄にならない”

今日のお話の中で、
子供のころに不登校を経験した参加者さんから出た言葉ですが、ほんとにそうだな、と思います。

今日は、
名言がいろいろ飛び出したのですが、
私的本日のヒット賞は、この言葉だな、と思います!!

★みさこの感想

今回は発達特性と不登校についての話題が中心で、我が家の不登校の息子について考えを巡らせることが多かったです。

不登校についての理解は、
徐々に広まってきてると感じますが、その対策や解決に向けてはほとんどなされていない・・と感じます。

また、発達特性についても、
理解というより
「発達障がいだから」
と一括りにすることで、
「仕方ない」
と、周囲が諦めるための理由にされていると、個人的に感じています。

学校に来られないなら、
フリースクールなどの居場所に行けばいい。

発達障がいだから
支援学級・学校などに行けばいい。

・・・って、周囲が、特に教育現場が思っているように感じてしまいます。

「学校に行きたくない」
という気持ちは、その言葉そのままの意味ではなく、

(行くのが苦しいから・・)

(行ったら苦しいから・・)

という気持ちが背後にあって、

《楽しく行けるものなら、行きたかった》

という気持ちの上にあることも多いと思います。

本当だったら手にすることが出来た、
本当だったら持ち続けていたかった、時間や経験を、自ら手放さずにはいられなかった。

心の奥にあるその部分まで、
見てほしいです。

不登校になった子どもたちの居場所としての、第3の居場所、これは子どもたちの境遇に心を痛めた人たちが作り上げた場所であって、

教育現場や行政にとって、
「学校の代わりに行くための都合のいい場所」としてあるわけじゃないんですよね。

同じように、
特別支援学級・学校は、
「(発達特性があって)一斉指導に都合が悪いから行かせる場所」ではないんですよね。

現状、
どちらも、一番大切な本人の気持ちが置き去りになってしまっていて、

さらに、
当事者以外の周りの子どもたちに、
「多様性を認めない」というメッセージを送ることになります。

みんなと同じレールに乗っていられないと、どこか別の場所に行かざるを得ない、っていうメッセージです。

子どもの不登校や障害で、
それに気付けたわたしたちは、ある意味パイオニアです。

増え続ける不登校、発達障がい。

これって
不登校や発達障がいそのものが社会問題なのではなく、

それを生み出している現代社会が「社会問題」なんだという認識と対策に、シフトチェンジする時期に来ている。

そう思います。

「悩みはエネルギー源」

これも参加者さんからもらった名言ですが、
わたしたちはこのエネルギー源を使って、未来を切り拓くパイオニア!

手を取り合って開拓していきましょう!


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