リズムって、なぜ大事?
次回夏休みに開催を予定しているぽこぽこ音楽会。
ぽこぽこ音楽会に散りばめられた、
子どもの発達を応援するヒミツを全3回に渡ってこっそりと(?)紹介したいと思います!
その1である今回は、「リズムについて」。
記事を書いてくれたのは、
ことば音楽療法士であるサークルメンバーのともみさんです。
ぽこぽこ音楽会のテーマは
🎵「音楽の力」で楽しく、自然に、『お子さんの発達を促す』🎵 です。
8月開催予定の音楽会に向けて、
プログラムにちりばめられた「仕掛け」をちょっとだけご紹介し、楽しく実りある時間になるようにしたいと思っています!
今日、解説するのは「リズム」です!
音楽は
・メロディ
・楽器の音色
・歌
など耳で聴く要素が多いですが、
リズムは体にトントントンと触ったり、
手で打ったりすることで、
体で感じ取ることができます。
発語に遅れのあるお子さんは、
『聴く力』が弱いために、
「聞き取れない」「言葉をうまくインプットできない」ということが遅れの原因の一つとして考えられます。
しかしながら、
「リズム打ち」をすることにより、
『聴覚認知力』に不安を抱えたお子さんとも、心を通わせることが期待できます。
リズム感が育つと、
♩♩♩ ♩♩♩ ♩♩♩・・・・と続くリズムを聴いた時、「次も同じリズムが来るかな?」と予感が生まれます。
そして、実際にそのリズムが来ると快い刺激となります。
逆に、
予想と違うリズムが来ると、あれっ?という感じが生まれ、途中でリズムが止まると、心地よいところまで続けてリズムを打ちたくなります。
このように「音楽の力」と「お子さんの中に育ったリズム感」を使って「自然な発語」へと繋げます。
例えば「チューリップ」なら
♪咲いた 咲いた チューリップのはな・・・で歌うのを止められたら、どうですか?
「が」まで歌ってよ、と思ったり、思わず歌ってしまったりしませんか?
「きらきらぼし」なら
♪きらきらひかる おそらのほし・・・「よ」はどうした?と、ちょっと心地が悪いですよね?
曲を不安定なところで止めると、安定する拍まで歌いたくなります。
このような音楽的特長を利用して、ポロッとおもわず声が出る、言葉が出るように導く、ということです。
ことば音楽療法で用いる、2拍子の基本的なリズムフレーズである「3・3・7拍子」は、単純で子供でも打ちやすく、繰り返すことで盛り上がり、打ち終えた時に、満足感と終始感の大きいリズムです。
ぽこぽこ音楽会では、
この三三七拍子のリズム打ち体験や、
きらきらぼしのリズムを使ったリズム遊びを予定しています!
次回は「オノマトペ」について説明します。
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